筑波大を舞台にした芥川賞受賞作「至高聖所」

筑波大学からこれまでに芥川賞受賞者を2名出しています。最初に取ったのが松村栄子さん(1992年1月受賞)。久米さん時代の「ニュースステーション」で、キャスターをやっているときの受賞だったと記憶しています。この芥川賞受賞作、筑波大をテーマにしてい…

「もうひとりのイルカ物語ーなごり雪の季節に旅立っていった夫へ」by イルカ

もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ作者: イルカ出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/03/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る「なごり雪」で多くの人の記憶に残るフォークシンガ…

NIIのedubase Cloudと「Eucalyptusではじめるプライベートクラウド構築」

NII(国立情報学研究所)が構築したedubase Cloud.クラウド基盤オープンソース・ソフトウェアEucalyptusを用いて構築されている.紹介記事「Eucalyptusの利用事例「edubase Cloud」」に下記のように説明されている. edubase Cloudは国立情報学研究所のソフ…

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則 by デビッド アレン

自分の頭の中のTODOリストを吐き出すことで,ストレスから解放されるという,目から鱗の深い洞察.ここからGTD (Get the Things Done)が始まった.ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則作者: デビッドアレン,David Allen,田口元出版…

火車 by 宮部 みゆき

読みながら戦慄を感じたのを覚えています.発売されて間もない頃,ハードカバー版で読みました.その後,この本の評価は高く,日本のベスト・ミステリーの一つに数えられているようです.火車 (新潮文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 199…

Structure and Interpretation of Computer Programs by Abelson, Sussman & Sussman

大学院生修士一年のときに一人で読み,感動.名著と確信.修士二年で後輩と輪講.東大助手時代に2年間,駒場で教養学部二年生相手にレクチャー.こういう本が生きている間に一冊でも書けたら幸せと思わせる一冊.Structure and Interpretation of Computer P…

謎解きはディナーのあとで(本屋大賞2011受賞作)

「謎解きはディナーのあとで」 by 東川 篤哉は,今年度の本屋大賞受賞の本.タイトルから容易に想像がつくように, ミステリー短編集.最初の一編を昨夜,読んだところ.爽やかな読後感で,リラックスしたいときにお薦めです.この作品もきっと,テレビドラ…

Common Lisp by Guy Steele, Jr

最小でエレガントなSchemeを米国MITの修士時代に作り,最強のCommon Lispのとりまとめをおこなった,著者のGuy Steele, Jrはすごい人.言語システムが実装される前に,この電話帳のような言語定義書を書いた.仕様書を元に作られた,最も早い実装の一つが,…

「見える化」勉強法

著者は外資系大手コンサル会社を経て早大ビジネススクール教授.現在もコンサル会社会長.この本から学んだフレーズ. 私は基本的に『書いたもの』,『書き言葉』で表現されているものしか信用しない.なぜなら,その人の思考は書いたものに凝縮されるから.…

藤原新也 著「メメント・モリ」(ラテン語:死を想え)

最近になって知りました,藤原新也さんの著書(写真集でもある)「メメント・モリ」.メメント・モリ作者: 藤原新也出版社/メーカー: 三五館発売日: 2008/10/21メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 32回この商品を含むブログ (45件) を見る 同氏のオフィシ…

「完全なる破壊」

Google社について詳細に分析・検討を行った本が2009年11月3日に米国で出版にされていた.Googled: The End of the World As We Know It作者: Ken Auletta出版社/メーカー: Penguin Press発売日: 2009/11/03メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 12回こ…

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」:本と映画

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」の映画版をDVDで見た。既に本で読んだ後。天使と悪魔 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日: 2010/04/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブ…

読むべし:内田樹さんの「日本辺境論」

久しぶりに,騙されたと思って読んでみて下さい,と触れて回りたい本に出会いました。日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/16メディア: 新書購入: 29人 クリック: 793回この商品を含むブログ (355件) を見る 一読を強…

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/08/05メディア: 文庫購入: 36人 クリック: 219回この商品を含むブログ (684件) を見る この作品を私は映画版で何回か見た。国際線飛行機上で2回。DVDで2回位。この映画は、ラ…

アルフィーの坂崎幸之助さんのラジオ本

アルフィーの坂崎幸之助さんがパーソナリティを務めているK's Transmissionという番組があって、我々アラフォー、あるいはアラフィフティ世代のフォーク、ニューミュージックのミュージシャンがゲストとして登場し、生演奏もよくやってくれます。私がこの番…

大学のマシンルームで文学賞作品執筆

筑波大学が出している広報誌 Tsukuba Communications 最新号(2010.01発行(Vol.6, 30.16MB))を眺めていて感心したこと。 筑波大学は私が知る限り、二名の芥川受賞者を出しているが、二人目の青山七恵氏(2005年卒)のインタビュー記事が同誌に掲載されて…

意外と簡単だった本の個人的電子化(本のリッピング!?)

拙ブログ「読書の達人たちの「読むスタイル」」で朝日新聞元旦に掲載された記事を紹介している中で、作家の吉岡忍氏がプライベート電子本化を進めていることに大いに刺激を受けて、私も試し始めたところです。思ったよりも簡単でした。 私的な電子本の作り方…

読書の達人たちの「読むスタイル」

元旦、朝日新聞朝刊第4部は「読むスタイル」というタイトルの読書特集だ。各界著名人が読書について語っているが、印象的なものの記録。 大江 健三郎(作家) 日記は書かないが、13歳の頃から60年間読書カードのようなものを付けている。カードはなくすので…

雑誌売り上げの落ち込みが激しい件

朝日新聞2009年12月13日(日)朝刊1面によれば,雑誌売り上げの落ち込みが激しいそうである.10月末までの前年同期比で4.1%減.昨年まで11年連続で前年割れとのこと. その理由は誰の目にも明らかだ.人々は,携帯電話にお金をかけ,家のパソコン,インター…

「ありがとう」と言わずに生きていく

渡辺 乾介 氏著の単行本「小沢一郎 嫌われる伝説」のキャッチコピーは「『ありがとう』を言わない.政治家・小沢一郎の単純すぎる欠陥はこの一言に凝縮する」である. 「ありがとう」と言うことは人間関係の基本である.「ありがとう」とただ一言,言う事に…

Kindleで青空文庫

いつも思うけど,モチベーションの力って凄いよね.既に民の努力によって,Kindleで青空文庫が読めるようになっているようです.青空文庫→Kindleの紹介 http://kengo.preston-net.com/archives/004365.shtml青空文庫→KindleのBookmarkletの紹介 http://kengo…