筑波大を舞台にした芥川賞受賞作「至高聖所」

筑波大学からこれまでに芥川賞受賞者を2名出しています。最初に取ったのが松村栄子さん(1992年1月受賞)。久米さん時代の「ニュースステーション」で、キャスターをやっているときの受賞だったと記憶しています。この芥川賞受賞作、筑波大をテーマにしています。つまり、筑波大をダイレクトに語って、芥川賞。出来て間もない筑波学園都市、筑波大学だったからこその話。

Amazon(下記)の内容紹介から:

ピュアで乾いた鉱物質の新構想大学に入学し、寮生活を始めた沙月とルームメイトの真穂。奇矯な行為を見せる真穂とは気持ちがすれちがうばかりであったが…。ギリシアアスクレピオス神殿の最奥にあるという夢治療の場「至高聖所」を舞台にした真穂の戯曲。そこに込められた淋しさの慰撫の願い。涙には溶けない鉱物質の孤独が、もう一つの孤独へ寄り添う過程を見事に描くキャンパス小説。第106回芥川賞受賞作。

至高聖所(アバトーン)

至高聖所(アバトーン)