意外と簡単だった本の個人的電子化(本のリッピング!?)
拙ブログ「読書の達人たちの「読むスタイル」」で朝日新聞元旦に掲載された記事を紹介している中で、作家の吉岡忍氏がプライベート電子本化を進めていることに大いに刺激を受けて、私も試し始めたところです。思ったよりも簡単でした。
私的な電子本の作り方
パソコンを持っている人にとって、準備すべき道具は主としてスキャナと裁断機の二つ。
スキャナの良いものの例はこれ。
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
- 出版社/メーカー: 富士通
- 発売日: 2009/02/07
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FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M (Macモデル)
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もう一つ大切な道具は、本を上記スキャナで読み込むようにするための裁断機(カッター)。昔は、本程度の厚さの紙を裁断できる裁断機は大掛かりで高価でしたが、今は安くて良いものが出ています。例えばこれ。
プラス 断裁機 PK-513L 裁断幅A4タテ 26-106
- 出版社/メーカー: PLUS(プラス)
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上記二つ合わせて約7万円。この投資をし、あとは少々の時間を掛ければ、自分の持っている本をPDF化して自分だけの電子本ライブラリを揃えられます。もちろん、カラーのものも、雑誌もOK。大きさはA4までになりますが、多くの場合は大丈夫でしょう。
実際やってみて苦労するのは厚い本。その場合は、手で使うカッターをつかって、本をいくつかに分けます(割きます)。開いた状態で前記の裁断機に入るようであれば、入れて、真ん中でカットできます。
本や雑誌の電子化は、提供側がなかなか積極的にやってくれません。進んでいると思われる米国でも、欲しい本が電子化されていないことは多いです。特別な端末(例えばAmazon社のKindleとか)でしか読めないのが現実です。ちょっとした手間と出費を要しますが、7万円程度で、ほぼ任意の本を電子化(PDF化)できるメリットは大きいです。(ただし、著作権の扱いにはくれぐれもご注意下さい)
私は歳のせいか、近視と老眼が両方は入り、読書が大変になってきました。電子化して、大きめのディスプレィで読むと、読みやすい大きさに活字を拡大できるので、とても便利です。それから、本をめくるのも、慣れると意外と高速にできるようになりそうです。
紙媒体のメリットは今でも十分にあり、電子媒体が紙媒体を駆逐するとは思いませんが、レコードがCDになり、そしてiPod等の携帯デバイスで聞くのが当たり前になっていったように、読書の形態も変化していく可能性は大いにあるなと、実感として感じ始めています。