Common Lisp by Guy Steele, Jr
最小でエレガントなSchemeを米国MITの修士時代に作り,最強のCommon Lispのとりまとめをおこなった,著者のGuy Steele, Jrはすごい人.言語システムが実装される前に,この電話帳のような言語定義書を書いた.仕様書を元に作られた,最も早い実装の一つが,我が国で作られたKyoto Common Lispで,湯淺太一先生,萩谷昌巳先生らによる.その早さに当時,米国Lispコミュニティは驚嘆した.この本,一冊があればCommon Lispは事足りてしまうというすごい本.言語の定義であり,マニュアルである.計算機科学の最初の電話帳本かもしれない,厚い本.著者は,Java言語の定義本の著者でもある.
Common LISP, Second Edition: The Language (HP Technologies)
- 作者: Guy Steele
- 出版社/メーカー: Digital Press
- 発売日: 1984/06/29
- メディア: ペーパーバック
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