Facebookの「キラーアプリ」、誕生日おめでとう

インターネットは社会を変えましたが、Facebookのようなソシアルネットワークも社会を変える可能性を秘めていると感じています。下記は、Facebook上で知り合った一般の主婦の方が書かれたものです。一般の主婦ではありますが、とてもしっかりとした意見を持ち、文才を持ち合わせている方。この文章を今日読んで、改めて、ソシアルネットワークの力を思い知らされました。ご本人、福島陽子さんの許可を得て、再掲させて頂きます。

今日は劇的で感動的な日だった。皆様有り難うございますと心から思った。そして亡き父のことも思い出した。
父が75歳のころ私に電話をしてきて「お前だけだ。誕生日に連絡をくれなかったのは」と言った。時に私は30歳。「お父さん。わたしは互いにお誕生日を祝う教育を受けてきませんでした」と答えたら叱責が飛んできた。
「バカモノ!教育は社会で受けるものだ」
その5年後
「お前は、お世辞というものを知らん。年寄りはな、嘘だと分かっていてもお世辞を言われるとうれしいものだ」
ああ、お父さん。今ならよく分かります。
今日皆様に誕生祝いをしてもらってどんなに嬉しかったことか。
今まで生命保険会社あたりから花束が届いたけれど、お父さん、見ず知らずの方々がとても優しく私の65歳の誕生日を祝ってくださったのです。お母さんが迎えられなかった65歳。お父さんが寂しかった75歳の誕生日。
電話をしたら「小言か?小言なら聞かん」と、ず〜っと感情は押し殺したままになりました。
でも死の床で言ってくれましたね。「お前は口が悪いが根は優しい子だ」
65歳になりました。もう肩肘はって生きていかなくていいですね。しっかりした子でなくていいですね。
お母さんが亡くなってそれからは甘える人がいませんでした。
今日優しさが満ちあふれた誕生祝いを戴いて、思い切り泣きました。これからは世間様に甘えながら生きていこうと思います。