ペア入力,後日談

 先日,「驚きのキーボード入力法:ペア入力,そしてエールを送りたい」という記事を書きましたが,今日,入力を横で見てて,あることに気づきました.

 ボランティア入力者は一般に専門分野を異にする学生さんです.そうすると,耳で聞いただけでは,それを聞き取りきれないことがあります.私が今日,気付いた例は「シアードメモリ」.おそらく,シェアードメモリ(shared memory).シェアードと聞き取れていて,キーボード入力ミスかもしれませんが,そうでないかもしれません.

 我々,この分野で暮らす者は「シアードメモリ」という音が耳に入ると,無意識のうちに「シェアードメモリ」と認知します.そういう回路が頭の中に出来上がっていると思われます.ところが,異分野の人はそうではない.

 それで私は思いたりました.聴覚にハンディキャップのある彼は,何という困難の中で勉強しているのかと.キーボード入力にはタッチタイプミスもある.上記のような,認知ミスもあるかもしれない.そのような「ノイズ」がある中で,通常の人と一緒に学んで行かねばならない.ノイズがあることを前提に入力を処理し,学習していかねばならない.

 それでもおそらく彼は,感じているはずです.通常の人と一緒に学べる喜びを.(と勝手に想像しています)