竹内御大の秘密
かなり昔から,ITという言葉が出現する以前から,IT業界において「御大」といえばこの人である.竹内郁雄先生.
竹内先生の以前のお仕事はマルチパラダイム言語TAOで,中村正三郎さんのブログで,最近アクセスできる情報が紹介されています.TAOは,当時話題になっていた,関数型,論理型,オブジェクト指向,そして並行プログラミングまで,何でもありでサポートしてしまうという言語です.この包容力の広さが,今日の人材育成の仕事にもつながっているのかもしれません.
12回(1年間)におよぶ雑誌bit(共立出版,休刊中)の連載記事はこちらで読めます.ありがたや.
竹内先生はしゃべりも,プログラミングもすごいが,文章力も凄いですよ.
私はこの方に,今から25年前にお会いした.私は当時,修士1年.筑波で情報処理学会の「若手の会」というのが開催され,私は幹事の一人で,受付をやっていた.御大(当時の所属は電電公社(現NTT)の研究所)は招待講演者.雑誌bit(共立出版)等の出版物で,その名前と仕事の様子はよく存じ上げていた.お顔は,写真も含めて拝見したことがなかったが,受付でお会いするなり,この人が竹内郁雄さんに違いないと直感した.
驚くべきことに,今も当時も風貌が変わらない.そして最近,もう一つ,御大の驚くべき秘密を発見した
最近私は,「IT業界はイケメンだらけ」シリーズの写真を撮っているが,ポートレート写真を撮るのには相当に集中力を要する.カメラと良い角度,よい表情になったところでシャッターを切る.そのときに,少し早めにシャッターを押さないと,期待する絵は撮れない.沢山写して,ベストの一枚をセレクトする.ところが,御大の場合,ファインダーを覗くと,シャッターチャンスだらけで,しかも失敗写真がほとんどない.おもしろいように,絵になる写真が撮れるのである.
下記の写真は,7月31日の未踏成果報告会で撮ったもの.ほとんど選んでいません.(似た写真をはずした程度)
御大,恐るべし.
試してみたい人は,写真撮らせて下さいとお願いしてみるとよいかも.