写真は「愛」だ

 最近,塩澤さんとface-to-face&Twitterで交わした会話から.

 塩澤さんは,法学部教授にして,写真の腕前はプロ級.学生時代は,写真で学費,生活費を稼いでいたとのこと.某大手ホテルから,うちの専属カメラマンになりませんかと誘われたとも.

 塩澤さんは,写真は「愛」だという.この表現を理解するのは容易ではなく,私も十分には理解していないと思うが,その理解を助けてくれると思うのが次の写真セット.知人の結婚式と思われます.公開分だけで膨大な枚数.

http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157623523158222/

http://www.flickr.com/photos/shio/sets/72157623991657975/

 ズームレンズを使わず,明るい単焦点レンズ(50mm F1.2)で撮影.デジタル一眼レフカメラで,連写機能を使わず,一枚一枚丹念に撮影.一回の結婚式で千枚以上撮影とのこと.

 結婚式にいくと,結婚式場専属らしきカメラマンがいて,パチパチとっています.ズームレンズで,時には連写で.思い出してみると,彼らからは「職業カメラマン」オーラが出ている.タクシー運転手の皆さんから「職業運転手」オーラが出ているのに似ています.

 職業カメラマンの皆さん(の多く)もおそらく,カメラ,写真が好きでその世界に入ったのでしょう.でも,毎日毎日,多くの仕事をこなさなくてはならない.おそらくは,ズームを使わないと,移動量が多くなって身が持たない.

 好きな事を仕事にすると大変と言われますが,仕事にすると,楽しめない,毎回,愛を注いでいるわけにはいかない,ということになるのでしょう.

 最後に塩澤さんから教わった,もう一言.「写真は写心だ」