加藤友之の映像監督としての仕事

 私の弟,加藤友之は某大手広告代理店で映像監督をしている.映画館で上映される映画を作る映画監督とはちょっと異なり,クライアント企業から依頼された映像を作る.
 昔やっていた大きな仕事は,ヤマハのバイクの映像.モーターショーの映像や,コマーシャルを作っていた.
 これまでにやった中で,おそらく最も大きな仕事が,愛・地球博(2005年),三井・東芝館のグランオデッセイ.全編オリジナル3D-CG映像.豪華なスタッフで,脚本が村井さだゆき,コンセプトデザインがシド・ミード,音楽が千住明,主題歌が大貫妙子,船長役が加山雄三早稲田大学の森島繁生教授らが開発した「フューチャーキャストシステム」で,観衆の顔が,3D-CGの人物の顔となって,映像中に出現するという度肝を抜くような演出.(グランドオデッセイは現在,ハウステンボスで観ることができます.)

 さらにこのとき,トヨタ館で映像監督も同時に務めたという.万博で二つの館の映像監督を同時に務めたのは始めてでないかとは本人の弁.開幕まで,極秘だったらしい.

 現在は,上海万博で日本産業館,大塚製薬ブースの映像監督を担当したとのこと.360度のドームシアターだって.このページの中程に本人の写真と紹介があります.「テーマ曲「エターナル・ライト」(Eternal Light)の作曲は千住明さんで、日本語原詞は自分が担当,その英語詞をイギリスの少年コーラスグループ,リベラ(Libera)が歌っています。オリジナル曲で、11月にはEMIから世界発売される予定です。イイ曲だよ」とのこと.