コンピュータ折り紙本:紙のもつアナログ性とデジタル技術の幸せな融合

 同僚でもあるスーパー折り紙プログラマー三谷 純さんが興味深い本を出版された.

ふしぎな 球体・立体折り紙

ふしぎな 球体・立体折り紙

 この本,昔からよくある折り紙本の一種であるが,摩訶不思議,これが本当に折り紙?と思わせる折り紙の作り方が沢山収録されている.筋線が印刷された厚手の紙が入っていて,それを写真通りに作っていくと,見る人を感動させるような折り紙が作れる.ただし,折るのは簡単ではない.早いもので30分くらい,長いものだと1〜2時間を要する.

 コンピュータで図面作成をしているにもかかわらず,コンピュータ出力特有の冷たさがない.紙のもつアナログ性とデジタル技術の幸せな融合を感じる.

 昨日,この本を三谷さんが献本して下さり,当研究室メンバーと一緒に,すごいねと眺めていたが,今日,講義が終わって研究室に戻ると,学生が「僕,こういうの好きなんですよ」と言いながらいくつも作っていた.その様子を下記に公開.


 ちなみに,三谷さん本人が作ると,こうなる.

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