原発が明暗を分けた理由
東北関東大震災(2011-03-11)で,福島第一がチェルノブイリに次ぐと言われる人類史上第2位の大事故を引き起こしましたが,福島第二原発,東海第2原発(第1は終了している)は継続冷却に成功しました.明暗を分けた理由を探してみました.
(1) 福島第2原発
福島第二原発は想定していた津波高さ5.2mに対して、第一原発と同様に海側の敷地高さは4mと低かったが、原子炉建屋の敷地の高さは12mあった。海側の敷地では浸水高さが6.5〜7mと完全に浸水したものの、津波は背後の法面を越えず、原子炉建屋の敷地へは浸入しなかった。ただ、1号機の原子炉建屋がある南側敷地側面では、海から直接浸入した影響で14〜15mの浸水高さがあった。