絶滅危惧植物展@筑波植物園(パート1実物編)

 筑波には国立科学博物館 筑波実験植物園というところがあります.相当の面積があり,すべての展示植物を見て歩くのには相当な時間と体力を要します.

 この植物園では年に何回か,特集イベントが催されます.2010年10月2〜11日に「絶滅危惧植物展」というイベントが開催されました.

 この植物園の概要によれば,「絶滅危惧種を中心とした植物多様性保全研究を推進」しているそうで,この植物園のメインテーマを扱ったイベントです.

 「絶滅危惧」という言葉に気になり,久しぶりにこの植物園を訪れてみました.行ってみると,「目から鱗」の連続で,植物,この植物園の魅力にすっかり取り憑かれてしまいました.その様子の一部を紹介したいと思います.

 これが筑波実験植物園の入り口.
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 以下,園内に展示されているというか,植生している絶滅危惧植物の現物を紹介します.
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 こちらが,園内を案内して下さった同園研究員の國府方 吾郎さん.

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ハナコミカンボク.

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 國府方さんに教えて頂いて初めて分かりましたが,葉の裏に小さな花が咲いているという珍しい植物.
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キバナシュスラン.

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 葉の付き方と葉脈が独特.
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トサカメオトラン.

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絶滅した植物の標本.

 ちょっと(というかだいぶ)悲しい.
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 カラクサキンポウゲ.
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 クモイコゴメグサ.
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ダイサギソウ.

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キノクニスズカケ.

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20世紀最大の植物発見

 20世紀最大の植物発見? どんなものか,ちょっと想像つきません.
 説明によると,裸子植物木本の新記載は非常にまれとのこと.中生代(2億年前!)から絶滅せずに残った種が1994年にオーストラリアのシドニー郊外で発見された.「生きた化石」ですって.ありそうな気もしますが,そう言われて眺めていると,確かにあまりないかもという気がしてくる.

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