家の電気が半分停電

 寒い週末の夜,22:30頃,家のブレーカが落ちました.

 いつもの電気容量オーバーかと思い,ヒーターをいくつかオフにして,ブレーカーをオンにする.すると...

 何と,家の半分しか電気が入らない.1階だけとかでなく,1階の半分くらい,2階の半分くらいがオンにならない.

 こんな経験,生まれてはじめて.

 ブレーカーが壊れたのかと,いくつかのブレーカのスイッチのオンオフを試したり,コードがはずれていないかチェックしたり.

 それでも直らない.困ったのは冷蔵庫がオンにならないこと.食品が傷んじゃう.

 こんなこと,生まれてはじめて.

 電力会社に電話してみました.

 24時間体制で電話を受けてくれるんですね.そして,来てくれるとのこと.40~60分くらいかかりますが,と言われて.

 電気工事の専門家2名が,ハシゴ車のような電気工事車に乗ってやってきてくれました.

 家のブレーカーをチェックして...その後,外に出て,ハシゴ車稼働.電信柱に登り始めた.

 私もジャンパー,マフラー,帽子で武装して見学.風がビュービュー吹く寒い夜.

 しばらくすると,家の電気が付いたり消えたり.

 理由はわからないが,原因はわかったとの事.驚きの原因は,電信柱からの電気引込線がはずれていたとのこと.なぜ,半分だけオフになったか? それは,家には,3本の電線が来ていて,1本はアース線.よって,2系統の電線が引きこまれている.そのうちの1系統の線がはずれた.電線上では,特別な金具で電線が接続されるので,はずれることは通常ないとのこと.(そりゃそうだよね,日本中,膨大数あるんだから,風ではずれていたら,電気があちこちで切れまくる)どうしてはずれてしまったのかは不明.
 
 この件で思ったこと.すごい寒さと風の中,電気工事の方,本当にご苦労様です.彼らは,暖かそうには思えない,よく見かける電気工事服のみ.帽子,マフラーなし.おそらく,電気を扱うし,空中で作業するから,余計なものを身に着けているとかえって危ないんだろうね.

 温かい缶コーヒーとか渡せるとよかったんだけど,手元にそういうものがない.キッチンに明かりがなく,ガスで湯を沸かせなかった.温かい飲み物でもと小銭を渡そうとしたら,「いえ,こちら側のミスですから,お気になさいませんよう.この度はご迷惑を掛けて大変に申し訳ありませんでした」とおっしゃって,颯爽と去って行きました.

 インフラのお仕事って,大変だよね.24時間の保守体制.

 とても有り難く思い,胸がじーんと来ました.